読み方の判定
(1) 50音図オキカエ(換字式)
暗号「2A・3Ⅰ・10A」→読み「かしわ」
「かしわ」の母音部分はA・Ⅰ・Aで一致。
あとは子音を読み解く。
50音図は子音と母音せ構成されている。
見分け方は、
判定法(1)
①文字が2つの要素でできていると考えられる。
②ひらがなの文字数に対し、暗号の文字数は何倍かになっている。
ことに着目する。
(注1) 読み方は必ずしも50音図を順に読むとは限らない。
(注) 「た・ち・つ・て・と」は
「TA・TI・TU・TE・TO]
となることに注意する。
(2) アルファベットのオキカエ
記号「1・2・5」→読み「あべ」の場合
「A・B・E」にするとアルファベット順の番数
と字数が一致する。
アルファベットが番数で表されることが多い。
判定法(2)
①ひらがなで字数が合わないときはアルファベットにする。
②26種類以下の数で表せている。
トリックの判定
(1)トバシヨミ(分置法)
暗号「アタリタガタトタウ」→読み「ありがとう」の場合
「タ」を抜いて読む。1つか2つとばして読むと見える。
暗号を一見しただけではわかりにくい。そこで、
判定法(3)
①判定法1,2でできないときにはトバシヨミを考える。
②1つトバシは偶数・奇数番でやる。
2つトバシ等も考える。
(2)イレカエ(転地式)
暗号「きぬた」→読み「たぬき」の場合
き ぬ た と読む順を決める。
3 2 1
(3)ズラシヨミ
暗号「けでめ」→読み「こども」も場合
い→あ き→か し→さ ち→た に→な
ひ→は み→ま
アルファベット順または50音図で1つ、
2つ前か後ろにずらして読む。
暗号を一見しただけではわかりにくい。
そこで、
判定法(4)
①文字数が暗号と読みで同じならズラシヨミを考える。
②ひらがなでなければアルファベットで考える。
(4)演算
暗号「(1+3,1×2)」→読み「ち」の場合。
実際に計算をして、(4,2)で50音図
オキカエで読める。
実際の暗号では何の四則演算を使えばよい
のかは試行錯誤による。
(5)2進法
暗号「101」→読み「E」の場合
2進法の101=10進法の5 でアルファベットオキカエをする。
(1)ある暗号によると「10月1日、2月1日、5月5日、6月1日、5月1日」
は「わかのはな」と読める。「さいたま」を暗号で書くとどうなるか。
(2)ある暗号によると「2B 8e 3B゜11A 2C゜ 11A」は
「巨人軍」と読める。「ジャイアンツ」を暗号で書くとどうなるか。
(3)ある暗号によると「1D5H1G」は「富士」と読める。
「埼玉」を暗号で書くとどうなるか。
(4)ある暗号によると「14 9 18 1 19 1 11 9」
は「にらさき」と読める。
「パルマ」を暗号で書くとどうなるか。
解答
(1)「10・1,2・1,5・5、6・1,5・1」
わ か の は な
ひらがな1文字に対し、月日1個の対応
わ=わ行あ段=10月1日
か=か行あ段=2月1日
の=な行お段=5月5日
は=は行あ段=6月1日
な=な行あ段=5月1日
付きが行を、日が段を表している。
「さいたま」は「3月1日、1月2日、
4月1日、7月1日」
(2)「2B 8e 3B゜11A 2C゜11A」
キ ョ ジ ン グ ン
ひらがな1文字に対して、数1個英字
1個の対応。「゜」は濁音、小文字は拗音
を表している。
「ジ ャ イ ア ン ッ」は
「3B゜8ア1B 1A 11A 4C」
(3)「1D 5H 1G」
と や ま
ひらがな1文字に対して、数、英1個
ずつの対応。H,Gは8,7番目の順
であるので、英が行、数が段を表わす
と考えられる。
(表)
あ段が1と5、1があ段とあ段を表している
ので、読む方向を変えてみる。
「さ い た ま」
「1C 2A 5D 1G」
(4)字数から50音ではない。
アルファベットで考える。
(表)
A B C D E F G H I J K L M 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 |
N O P Q R S T U V W X Y Z 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 |
[14 9 18 1 19 1 11 9]
N I R A S A K I
ABC順に1から番号をふる。
「パ ル マ」
P A R U M A
「16 1 18 21 13 1」